医療的ケアの必要性について

医療的ケアの必要性について述べたいと思います。
在宅で生活をおくる障害者や高齢者には、何かしら医療的ケアが必要になってくることが多々あります。



つい最近まで、ヘルパーさんが爪を切ったり薬を塗ったり絆創膏を貼るという行為も医療行為とみなされて許されていませんでした。

要は、利用者がちょっとした擦り傷等を作っても、薬を塗ったりバンドエイドを貼ったりしてはいけないと言われていたのです。

これらを医療行為と言って禁止すべきものでしょうか。

血を出している利用者を目の前にして、医療行為はできないと、絆創膏も貼れないのです。



おかしな話です。


厚生労働省がそういうことを決めていたのですが、色々なことに関して、役人が決めることは現場にそぐわないことが多すぎます。実際、怪我をした人が目の前にいるのにその処置をしてはいけないなどという法律はナンセンスです。
何をもって医療行為と言うのか。

そういうところをもっとしっかり考えてもらわないと、在宅で生活をしている障害者や高齢者は困ってしまいます。


何かあるたびに医療従事者を呼ばないと何もできないというような状況では、安心して在宅生活をおくることができません。爪を切るとか絆創膏を貼るとかいう行為はようやくしてもよいことになりましたが、まだまだしてはいけないと言われていることが多く、利用者が安心して生活ができる状況にはほど遠いです。

吸引という医療行為については、研修を受けたヘルパーさんはしてもよいことになりました。
今までは、痰が絡んだり詰まったりした時の吸引はヘルパーさんはしてはいけないことになっていたので、そういう時は、家族が同居している場合は家族が呼ばれてするという状態になっていました。

しかし、家族介護の負担を減らすという制度のもとにヘルパーさんに来てもらっているのに、日常生活でしてもらわないといけないことが医療行為になるからできないという理由で、そのたびに家族が呼ばれていたのでは家族の負担は減りません。



家族と利用者が共倒れにならないためにも、もっとヘルパーさんにしてもらえることを増やすべきではないでしょうか。
利用者が単身で生活をしている場合はなおさらです。あれもできない、これもできないでは生活自体が成り立ちません。もっと利用者やその家族のことを真剣に考えてもらいたいと思います。